2016年7月8日金曜日

マリモ通信 その2

こんにちは。学部4年の梅川です。

立て続けの投稿となってしまいますが、マリモ通信その2をお伝えしていきます。先週から今週にかけては、様々な体験をすることができたので、その一部を紹介します。

先週はマリモの「胞子」の探索を行いました。マリモは下の写真にあるような「糸状体」で構成されていて、細胞が成熟するとその内部で胞子が形成されます。


マリモの糸状体。長さは3 cmほどです。

この糸状体を一本ずつ丁寧に観察したのですが、細胞の内部にある胞子は見つかりませんでした・・・。ですが、細胞の外ではいくつか見つかりました!頑張って観察した分、その喜びはとても大きかったです!


(おそらく)マリモの胞子。赤い「眼点」が特徴的です。

 
細胞の外で見つかったので、他の緑藻類の胞子である可能性も否定できませんが、形態的な特徴からおそらくマリモの胞子であろうと判断しました。本来であれば「鞭毛」が見えるはずなのですが、今回の観察では確認できなかったので、今後も注意深く観察を続けていきたいと思います!



7/6には、雌阿寒川の噴気帯を見てきました。想像以上に過酷な道のりでしたが、辿り着いた噴気帯は壮大で、これも私の想像を遙かに超えていました。今回ほど噴気孔に近づいたことも無かったので、私にとっては貴重な体験となりました!


噴気帯の雄大さに圧倒されました。

そしてこの日はもう一つ、貴重な体験をしました。帰りの車内で初めて、野生のクマに遭遇しました!私は北海道の出身なのですが、野生のクマは見たことが無かったので、衝撃的な出会いでした。姿を見せたのは一瞬だったので、写真に収めることはできませんでしたが、代わりにクマと出会ったという「証拠」はバッチリ撮影できました!


クマの糞です。

このように、阿寒での日々は毎日が新鮮で、とても面白いです!今後も随時更新していこうと思っているので、次回の「マリモ通信」もご期待ください!

最後に糞の写真で締めくくるのもどうかと思ったので、お気に入りの一枚を載せておきます。

遠くから見た噴気帯。まさに「大自然」。

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