2016年5月30日月曜日

広尾遠征 調査編

こんにちは!大原研学部4年の梅川です。
今回は先日予告していたように、広尾での調査についてお伝えしていこうと思います。

5/19に、広尾で環境教育に参加させていただきましたが、その合間を縫って調査を行いました。午前中には、広尾のシーサイドパークでオオウバユリの調査区の設定と、エンレイソウ属の袋掛け処理を行い、午後には歴船川付近でエンレイソウ属のサンプリングをしました。

オオウバユリ調査区の設定の様子

袋掛け処理を行う相田君

皆で協力しながら、スムーズに作業を行うことができました!晴天にも恵まれたので、とても楽しかったです!

調査と環境教育を終えた後には、サンタランドに行きました。広尾町はサンタの町として有名だそうで、皆でサンタランドを満喫しました!集合写真はなかなか上手く撮れませんでしたが、これもまた良い思い出です。

シャッターのタイミングをしっかり見ていた内田さん

バッチリ!と思ったら斜めっていました・・・

今回の遠征も色々な出来事があり、とても楽しかったです!最後に夕食の焼き鳥屋さんでの一幕を、お気に入りの写真として載せておきます!

プロ野球の速報を見て、盛り上がっています



2016年5月24日火曜日

広尾遠征 環境教育編

こんにちは。大原研学部4年の梅川です。

5/18から5/20まで、研究室のメンバー全員で広尾まで行って参りました。今日は広尾で実施した環境教育の様子について投稿しようと思います!

5/19に、広尾町内の中学生と新任の先生方を対象に、環境教育を行いました。テーマは「オオバナノエンレイソウが教えてくれる自然の大切さ」。広尾町に大群落が存在するオオバナノエンレイソウと、それを取り巻く自然環境について理解を深めてもらうために、大原研として毎年参加させていただいている行事です。

初めにオオバナノエンレイソウの生態や、自然環境との関わりについて、大原先生が講義いたしました。中学生の皆さんはとても真面目に先生のお話を聞いていました。

みんな集中してお話を聞いています!
次にいよいよ野外へ!オオバナノエンレイソウの開花個体は中学生の皆さんにもなじみのある存在ですが、実生個体(発芽したばかりの個体)などはほとんどの子が見たことがなかったようで、一生懸命探していました。

実生個体、大捜索中!
締めくくりとして、環境破壊について皆さんに考えてもらいました。広尾シーサイドパークにはキャンプ地として利用されているエリアがありますが、車の乗り入れが多いために、実生個体はほとんど生育していません。その様子を、車の乗り入れを禁止したエリアと比較しながら見てもらいました。

自然の大切さについて、真剣に考えています
今回の環境教育は晴天にも恵まれ、非常に充実したものになりました!夏にも広尾での活動がありますので、その様子もお伝えしようと思います!

以上が環境教育編ですが、私たちは環境教育の合間を縫って調査も行いました。その様子については、調査編と題して投稿しようと思っておりますので、そちらも是非ご覧ください!

網走・川湯地方での調査

こんにちは、相田です。
更新が遅れがちですが、今回は14日、15日に行っていました、網走地方や川湯地方での調査のことを書こうかと思います。

網走、川湯地方では丁度オオバナノエンレイソウやミヤマエンレイソウ、さらにはそれらの雑種と思われるエンレイソウ属植物までいっぱい揃っていましたので、たくさんのエンレイソウを観察してきました。

エンレイソウ属植物の雑種がどのように出来る(出来た)のか、今も作られ続けているのか?というところが自分の一番興味のあるポイントなので、今回の調査で得られた知見を基に研究を進めていきたいです。

ちなみに今回見ている雑種のエンレイソウはこんなかんじです。



葯を含めた雄しべの長さが雌しべの長さとほぼ同長であることと、花が少し斜めにつくこと、子房が赤みを帯びていることなどが分かりやすい特徴です。

このうち、雄しべの長さと花の付き方についてはミヤマエンレイソウに近い形質であり、子房の色についてはオオバナノエンレイソウに近い形質なのです。

こんなかんじで、すぐ近くにいましたー。
右下の1個体のみ雑種、残りの2個体はオオバナノエンレイソウ


さらに、調査後、宿泊先の釧路へ。
釧路にある武佐の森と言われるオオバナノエンレイソウの有名なスポットも観察してきました。
ここは本当に右も左もエンレイソウ状態でした。


釧路で美味しい晩御飯を食べて、札幌に戻ってきましたー。

巨大串焼き、めっちゃおいしかったです(笑)


2016年5月19日木曜日

紋別に調査に行ってきました

野山にまじりてオオウバユリをとりつつ、よろづのことに使おうと思っています。

みなさまこんにちは、M1大嶋です。

5月13日~16日に大原先生、相田君、大嶋の3名で道東方面に調査にいってまいりました。
今日はその第一弾、 紋別でのオオウバユリの調査の模様をお伝えします。


私は今回のフィールドが初の本格的なフィールドワークとなりました。
紋別の調査地はちょうどサクラが咲いていてきれいでした。



さて、私の調査対象であるオオウバユリには 色々な生活史段階があります。
今回は、色々な生活史段階のオオウバユリのサンプリングを行いました。

紋別調査区にて サンプリングの様子 


オオウバユリのフィールド調査はこれから本格的になります。
今後もブログを更新していきますので、ぜひ訪問してください。

2016年5月14日土曜日

豊似中修学旅行生の受け入れ

こんばんは。昨日講座ゼミが終わって一安心の内田です。
今回は5月10日に豊似中学校の修学旅行生の受け入れがあったので、その模様をお伝えします。

今回は3年生4人、引率の先生1人がいらっしゃいました。まず最初に北大構内を見学しました。幸い雨も降らず、和やかに散策が行われました。中学生たちは構内の広さや建物の大きさに驚いていました。

 


その後、休憩と質問コーナーをはさんで、実験室や院生室の見学を行いました。実験で使う道具を実際に見たり触ったりしました。

 
 
                                                                              
短い時間でしたが、今回の修学旅行で少しでも大学に興味を持ってもらえたら嬉しいです。豊似中学校の皆さんありがとうございました!


2016年5月10日火曜日

岩手・秋田へ

またまたこんにちは、相田です。
今度は5月3日4日に行っていた岩手・秋田での調査です。

エンレイソウは春に花を咲かせる植物なので、この時期は大忙しです。
さて、まずは岩手の区界高原へ行ってきました。

山のふもとではオオバナノエンレイソウ、山を登っていくとエンレイソウ、ミヤマエンレイソウに加えて、ヒダカエンレイソウと呼ばれるエンレイソウとミヤマエンレイソウの雑種にも出会うことができました。






本州では温度の関係でエンレイソウ属の分布は高低に分かれている傾向にあります。
ミヤマエンレイソウは高い所、オオバナノエンレイソウは低い所にある、というのが実感できました。最近知ったのですがミヤマクワガタなどにもついているこのミヤマという単語は深い山、深山から来ているそうです。

翌日はミズバショウで有名な観光地でもある刺巻に行ってきました。



こんな感じで見渡す限りのミズバショウ、といった感じなのですが・・・



少し奥の方に行くと、しっかりオオバナノエンレイソウもあるのです。
とっても小さくて、かわいらしい、少しだけ変わった見た目のオオバナノエンレイソウでした。




刺巻に向かう途中で立ち寄った山では岩手県内では珍しいナンブワチガイソウを見ることができました。




完全に余談ですが、朝は7時50分新千歳空港発、帰りは21時30分新千歳空港着と、短い時間でたくさんの場所を観察するため、フライトがものすごいハードスケジュールでした(笑)
疲れましたが、たくさんの植物を見ることができ、有意義な2日間でした。

では、またぜひのぞいてみてください。

2016年5月9日月曜日

有珠山にて調査

こんにちは、理学部4年の相田です。皆様GWはいかがお過ごしでしたでしょうか?
僕は今回のGW期間中に2か所の調査に行ってきました!どちらもとても楽しかったです。まずは5月2日に伺った有珠山での調査について書きたいと思います。

有珠山は北海道にある現在も活動中の活火山です。北海道出身の人の中には小学校の修学旅行などで洞爺湖と共に訪れたことがあるのではないでしょうか?

そんな有珠山にはコジマエンレイソウの大群落があるのです!ということで、大原先生と一緒に、環境科学院の露崎先生に有珠山を案内していただきました。



写真で見るとこんな感じ、本当に大きな群落でした。
しかし、この画角に収まっているのも本当にごくごく一部でしかなく、見渡す限りに大量のコジマエンレイソウが見え、すごい感動でした。


コジマエンレイソウ以外にも、ミヤマエンレイソウ、エンレイソウを見ることができました。


コジマエンレイソウ

ミヤマエンレイソウ

エンレイソウ




有珠山自体のことや植性についても露崎先生から様々教えていただき、とても勉強になった調査でした。



有珠山をバックに記念撮影


では、次回はもう一つGW中に伺った岩手・秋田の調査について更新します。