2016年7月27日水曜日

広尾遠征 サポート学習編

こんにちは!
連続してM1大嶋が広尾でのサポート学習についてお伝えいたします。

環境教育の後、3時間目、4時間目の時間で広尾中学校3年生を対象に
数学のサポート学習を行いました。

先生からの紹介を受ける学生組

数学なんて久しぶりで、個人的にはとても懐かしく、楽しかったです。

数学は理解の積み重ねが大事な分野であると思うので、今回一緒に勉強したことも身に着けて、これらからの勉強の糧にしてください。


添削中の内田さん

数学を教えている相田君

サポート学習の後は、中学生のみなさんと一緒に給食をいただきました。



これまた久しぶりに給食を食べましたが、おいしかったです。
昼休みの放送でかかっていた曲にジェネレーションギャップを感じながらのひと時でした。


サポート学習に関しては以上です。
また、夏休み中にサポート学習に伺いますので、一緒にお勉強しましょう!







おまけ

広尾からの帰り道、うっかり激写されてしまいました(笑)

ネタになった大嶋


広尾遠征 環境教育編~夏の陣~

みなさんこんにちは。
ご無沙汰しております。修士1年大嶋です。

7/21に広尾町で環境教育~夏の陣~を実施いたしました。
その様子についてお伝えいたします。

環境教育春の陣では広尾町管内の中学生と新任の先生方を対象に、
オオバナノエンレイソウの生態と自然環境の関わり合いについて講演があり、
実際に実生を見てもらいました。


そして今回は、オオバナノエンレイソウの播種および苗植えを行いました。
こちらが種子採取の様子です。

オオバナノエンレイソウの種子採取の様子


採取した種子を学校に持ち帰って埋めました。実生が出てくるのは2年後です。
楽しみですね!

ポッドに種まきをする様子
みんなのポッド

つぎに、苗植えの様子について。2年前に播種をしたものをシーサイドパークに植えました。
ここから花が咲くまでには10年くらいかかります。


苗植えの様子

今回植えたオオバナノエンレイソウの花が咲くころには、環境教育に参加してくださった中学生は成人しています。彼らが大人になったころ、オオバナノエンレイソウはどうなっているのか観察しに、再びシーサイドパークを訪れてくれることを願っています。


最後に、この取り組みについて報道機関の取材を受けました。

報道機関の取材を受ける大原先生



以上が広尾遠征環境教育編~夏の陣~です。
環境教育が終わった後、広尾中学校においてサポート学習も行いましたので、
そちらについて別記事で紹介します。

2016年7月25日月曜日

川湯・網走でのエンレイソウ調査

こんにちは、お久しぶりです?相田です。
先日、7月15-17日に川湯、網走方面へエンレイソウの最後の調査に行ってきましたー。

JRを乗り継いでの移動は結構大変でしたが、無事種を付けたエンレイソウを見ることができました。


見つけたエンレイソウはこんな感じの状態でした。





花の付き方と同様に、実の付き方もまっすぐな種とそうでない種がありました。


ということで、大変絵的に地味ですがこれでエンレイソウに関する野外での調査は終了。
今後は室内での実験に取り組んでいきます。その様子もそのうち投稿しますー。










おまけ
田舎でJRを待つ間やることがなさすぎた大学生、大学院生
10年ぶりくらいにブランコに乗った気がしました。




2016年7月19日火曜日

ナガボノシロワレモコウ調査 7月

いよいよ夏の調査が本格的に始動してきました。
こんにちは、M1の内田です。今回は7月中旬に行った調査の様子をお伝えします。

今年は6月の気温が低かったためか、全体的に植物の生育が悪いような気がします。
7月に入って、ようやく気温が上がってきました。調査の日も天候に恵まれ、絶好の作業日和となりました。

先日は花茎のマーキングとネット掛けを行いました。私の調査ではナガボノシロワレモコウの花茎や花穂の大きさを計測するのですが、ネット掛けはナガボノシロワレモコウの花穂が捕食されるのを防ぐために行います。
ナガボノシロワレモコウは今はまだ小さいですが、大きい個体では私の身長(約1.5m)を超えるので、計測には一苦労です…

マーキングした花茎

ネット掛けの様子

これから定期的に花茎や花穂の計測を行っていきます。随時更新していきますので、また是非ご覧になってくださいね。

今年も調査地にネットが立ちました

2016年7月13日水曜日

ウバユリ実習が終了しました

皆さま、こんにちは!内田です。
6月から始まったウバユリ実習が昨日で終了したので、内容を振り返ってみようと思います。

この実習は北大理学部生物科学科の3年生が対象で、オオウバユリの生活史の観察や交配実験を行います。
初回のガイダンスでオオウバユリの生活史について学び、2回目の実習では2グループに分かれ、昨年度マーキングした個体の追跡調査を行いました。

マーキング個体の捜索

3回目以降の実習では、袋かけ処理や除雄処理などの交配実験を行いました。
1個体に対して複数の処理がありましたが、グループで協力して手際よく作業が進んでいました。

交配実験

5回目の実習では、オオウバユリの蜜量をキャピラリーで測定したり、蜜の糖濃度を計測したりしました。

蜜の糖濃度の計測

たった5回の短い実習でしたが、みんな真剣に取り組んでいました。
オオウバユリの結実は8月以降になります。交配実験の結果が楽しみですね。
実習に参加した皆さん、お疲れ様でした!

ウバユリ実習の様子


2016年7月8日金曜日

マリモ通信 その2

こんにちは。学部4年の梅川です。

立て続けの投稿となってしまいますが、マリモ通信その2をお伝えしていきます。先週から今週にかけては、様々な体験をすることができたので、その一部を紹介します。

先週はマリモの「胞子」の探索を行いました。マリモは下の写真にあるような「糸状体」で構成されていて、細胞が成熟するとその内部で胞子が形成されます。


マリモの糸状体。長さは3 cmほどです。

この糸状体を一本ずつ丁寧に観察したのですが、細胞の内部にある胞子は見つかりませんでした・・・。ですが、細胞の外ではいくつか見つかりました!頑張って観察した分、その喜びはとても大きかったです!


(おそらく)マリモの胞子。赤い「眼点」が特徴的です。

 
細胞の外で見つかったので、他の緑藻類の胞子である可能性も否定できませんが、形態的な特徴からおそらくマリモの胞子であろうと判断しました。本来であれば「鞭毛」が見えるはずなのですが、今回の観察では確認できなかったので、今後も注意深く観察を続けていきたいと思います!



7/6には、雌阿寒川の噴気帯を見てきました。想像以上に過酷な道のりでしたが、辿り着いた噴気帯は壮大で、これも私の想像を遙かに超えていました。今回ほど噴気孔に近づいたことも無かったので、私にとっては貴重な体験となりました!


噴気帯の雄大さに圧倒されました。

そしてこの日はもう一つ、貴重な体験をしました。帰りの車内で初めて、野生のクマに遭遇しました!私は北海道の出身なのですが、野生のクマは見たことが無かったので、衝撃的な出会いでした。姿を見せたのは一瞬だったので、写真に収めることはできませんでしたが、代わりにクマと出会ったという「証拠」はバッチリ撮影できました!


クマの糞です。

このように、阿寒での日々は毎日が新鮮で、とても面白いです!今後も随時更新していこうと思っているので、次回の「マリモ通信」もご期待ください!

最後に糞の写真で締めくくるのもどうかと思ったので、お気に入りの一枚を載せておきます。

遠くから見た噴気帯。まさに「大自然」。