更新が遅れがちですが、今回は14日、15日に行っていました、網走地方や川湯地方での調査のことを書こうかと思います。
網走、川湯地方では丁度オオバナノエンレイソウやミヤマエンレイソウ、さらにはそれらの雑種と思われるエンレイソウ属植物までいっぱい揃っていましたので、たくさんのエンレイソウを観察してきました。
エンレイソウ属植物の雑種がどのように出来る(出来た)のか、今も作られ続けているのか?というところが自分の一番興味のあるポイントなので、今回の調査で得られた知見を基に研究を進めていきたいです。
ちなみに今回見ている雑種のエンレイソウはこんなかんじです。
葯を含めた雄しべの長さが雌しべの長さとほぼ同長であることと、花が少し斜めにつくこと、子房が赤みを帯びていることなどが分かりやすい特徴です。
このうち、雄しべの長さと花の付き方についてはミヤマエンレイソウに近い形質であり、子房の色についてはオオバナノエンレイソウに近い形質なのです。
こんなかんじで、すぐ近くにいましたー。
右下の1個体のみ雑種、残りの2個体はオオバナノエンレイソウ
さらに、調査後、宿泊先の釧路へ。
釧路にある武佐の森と言われるオオバナノエンレイソウの有名なスポットも観察してきました。
ここは本当に右も左もエンレイソウ状態でした。
釧路で美味しい晩御飯を食べて、札幌に戻ってきましたー。
巨大串焼き、めっちゃおいしかったです(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿