今度は5月3日4日に行っていた岩手・秋田での調査です。
エンレイソウは春に花を咲かせる植物なので、この時期は大忙しです。
さて、まずは岩手の区界高原へ行ってきました。
山のふもとではオオバナノエンレイソウ、山を登っていくとエンレイソウ、ミヤマエンレイソウに加えて、ヒダカエンレイソウと呼ばれるエンレイソウとミヤマエンレイソウの雑種にも出会うことができました。
本州では温度の関係でエンレイソウ属の分布は高低に分かれている傾向にあります。
ミヤマエンレイソウは高い所、オオバナノエンレイソウは低い所にある、というのが実感できました。最近知ったのですがミヤマクワガタなどにもついているこのミヤマという単語は深い山、深山から来ているそうです。
翌日はミズバショウで有名な観光地でもある刺巻に行ってきました。
こんな感じで見渡す限りのミズバショウ、といった感じなのですが・・・
少し奥の方に行くと、しっかりオオバナノエンレイソウもあるのです。
とっても小さくて、かわいらしい、少しだけ変わった見た目のオオバナノエンレイソウでした。
刺巻に向かう途中で立ち寄った山では岩手県内では珍しいナンブワチガイソウを見ることができました。
完全に余談ですが、朝は7時50分新千歳空港発、帰りは21時30分新千歳空港着と、短い時間でたくさんの場所を観察するため、フライトがものすごいハードスケジュールでした(笑)
疲れましたが、たくさんの植物を見ることができ、有意義な2日間でした。
では、またぜひのぞいてみてください。
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